医療の現場で求められる「統率力」

医療の現場で求められる「マネジメント」「リーダーシップ」についてなるべく具体的な事例を交えながら勉強してまとめるブログです。

第3章 「フィードバックを利用する」 フィードバックを受ける時の心構え

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前回はなかなかフィードバックを受け入れてもらえない場合の対応について勉強しました。

 

今回は、逆にフィードバックを受ける側になった時の心構えについて勉強します。

 

 

 

フィードバックを受ける側になる時に大事なことは、リラックスして傾聴することです。

 

批判的なフィードバックの場合はどうしても防御的な意識が働いてしまうものですし、ストレスを感じると思いますが、そういう時こそリラックスして耳を傾けることが大切です。

 

個人攻撃だと捉えてしまうと防御的な意識が働いてしまうので、あくまでも中立的な意見だと捉えましょう。

 

 

 

とはいえ、誰でも批判的な意見を受け入れるのは難しいものですし、特に不当だと感じる場合や悪意がある意見の場合ならなおさらでしょう。

 

そのような場合には、大きく深呼吸をして気持ちを落ち着かせながら、「私は他人からの指摘に対してオープンだ」と心の中で繰り返すと良いかもしれません。

 

一方、批判的な意見に対して自己正当化しようとしていたり、他人のせいにしようとするのはお勧めできません。

 

自己防衛的になっていて、フィードバックから学ぶ心構えができていない、つまり「フィードバックを受け入れてくれない人だ」と相手に思われてしまうからです。

 

 

 

逆に、褒めてもらえるようなフィードバックを受けた場合には、変に言い訳したり辞退したりしないで、素直に受け止めましょう。

 

上手くやったことは事実なのです。

 

好意的なフィードバックをくれた人に対して感謝し、しっかりと受け止めましょう。

 

 

 

フィードバックを真摯に受け止める姿勢を見せるということは、周囲からの信頼されるようになるだけでなく、職場全体でフィードバックをし合う機会が増える文化を醸成することにつながるのです。

 

そういった一つ一つの行動が組織全体の環境を作っていくのかもしれませんね。

 

 

 

というわけで、今回はフィードバックを受ける時の心構えについて勉強しました。

 

次回は第3章をまとめることにします。